代表メッセージ
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グローカル企業(glocal)として、
地域の住まいと暮らしをより快適に
株式会社サンデー
代表取締役社長
大南 淳二
株式会社サンデーの強みや、地域社会における役割について
私たちサンデーの最大の特徴は、「地域に根差した企業」であることです。地域密着という言葉はよく使われますが、私たちはその理念を真に実践してきた会社です。地域ごとの特性を理解し、それぞれのコミュニティと深く関わることを何より大切にしています。特に、シニア世代のお客さまが多い地域では、その方々に安心して、そして便利にご利用いただけるよう「目配り」「気配り」「心配り」を心がけています。例えば、地域社会に貢献する取り組みの一環として、自治体と協力して「SUN急便」という自社の配達サービスを展開しています。これは単なる物流に留まらず、地域の見守り活動としても機能しています。このような活動を通じて、住民の方々が安心して暮らせる地域づくりに貢献することを目指しています。 一方で、サンデーはイオングループの一員として、グループ全体のスケールメリットを活用できるという強みも持っています。例えば、商品開発や商品調達の面での効率化をはじめ、プライベートブランドを通じた低価格で高品質な商品の提供を実現し、お客さまの多様なニーズに対応することが可能です。さらに、デジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)といった最新技術を取り入れたインフラの整備にも、イオングループの水準に合わせた環境を整えています。これにより、業務の効率化やサービス向上を実現し、より快適な顧客体験を提供します。加えて、人材育成においても、グループ全体の教育システムを活用し、社員の成長を支える体制を整えています。
このように、私たちの強みは、地域に密着したサービスを提供しながら、同時にグローバル企業であるイオングループのリソースや環境を最大限に活用できることです。ローカルとグローバルの両方の視点を取り入れることで、他社にはない独自の価値を生み出しています。地域社会と共に歩みながらも、グループの持つ豊富なリソースを活用し、持続可能で魅力的なサービスの提供を今後も続けていきます。

将来、地域社会にどのように貢献していくか、その目標やビジョンについて
私たちが目指すところは変わることなく、「地域と地域の暮らし、そして住まいをより豊かに、そして便利にしていく」ことです。ただし、その実現に向けた方法については、積極的に変革していきます。お客さまや時代のニーズを敏感に捉え、柔軟に対応しながら、進化し続けることが私たちの使命です。
今後は、これまで以上に地域社会と深く関わり、住民が求める「体験」や「時間」といった価値を提供していきます。私たちの活動は、多くのシーンで役立つものへと広がりを見せ、地域全体により広く届けられるようにしていきます。また、対象となるのは住民だけではありません。ペットや事業者様、行政機関など、多様なパートナーを視野に入れ、それぞれのニーズにも応えられる幅広い取り組みを展開します。
また近年、地域の関心が高まっている「防災」や「防犯」にも、積極的に貢献していきます。自然災害だけでなく、地域社会にとっての新たな脅威にも目を向け、例えばクマの被害も、これまでは農作物への被害が注目されていましたが、今やそれ以上に日常生活への影響が増しています。こうした課題にも迅速に対応し、地域の安全を守る取り組みを強化していきます。
併せて、現代社会が直面する「気候変動」や「環境意識の高まり」にも、私たちは真摯に向き合い、その延長線上にある「リサイクル」活動の促進にも重要な役割を果たし、地域全体での循環型社会の実現を目指します。環境負荷を減らすための取り組みを地域に浸透させ、未来に向けた持続可能な生活基盤づくりを支えます。

求める若手人材について
近年、お客さまのニーズがますます多様化する中で、私たちも多様なスキルや個性を持つ人材を集め、多様性に富んだ組織を目指しています。それぞれの個性や能力を活かし合うことで、より多角的な視点からお客さまのニーズに応えることができると考えています。
しかし、私たちの仕事において重要なことは「お客さまである『人』を相手にする仕事」ということ。私たちの店舗や組織も「人」によって成り立っており、そのため、まずは人に興味を持つ姿勢が必要不可欠です。私たちはお客さまの悩みや痛み、弱さを理解し、お客さまの心に寄り添い、その声に真摯に向き合うことで初めて、私たちの仕事は本来の価値を発揮することができます。相手を思いやる心を持ち、人を理解することを大切にすることが、私たちの組織にとって最も重要な資質であると考えています。
多様な個性を持つ従業員が協力し合い、それぞれの強みを活かしながら、「人」に寄り添ったサービスを提供することが、私たちの使命であり、これからも変わらない価値観です。
社員との関わりについて重要視することは
当たり前のことですが、私は常にお互いを尊重し、認め合える関係を大切にしたいと考えています。社員のみなさんが小売業のプロフェッショナルとして、各自が自立し、それぞれの分野で優れた能力を発揮していることを認識し、特定の領域において優れている部分が多くあることを認め、尊重することが重要だと考えています。
組織の中では、役職や立場の違いが生まれますが、それはあくまで「役割」の違いに過ぎません。私も「社長」という役割を担っていますが、それは単に組織全体が円滑に動き、一人ひとりが最大限の力を発揮できるようにサポートするという役割に過ぎません。
そのため、私たちの組織では「どちらが偉い」という上下関係に重きを置くのではなく、各自の役割を理解し、お互いを尊敬し合える関係性を築くことを何よりも大事にしています。お互いの能力を認め合い、協力し合うことでこそ、組織としての本当の力が発揮されると信じています。
今就職活動をしている学⽣さんへ
就職活動において、学生の皆さんはインターネットを通じて様々な情報を集め、企業について理解しようとしていることでしょう。そして、その情報をもとに、自分なりにイメージを膨らませ、選択を進めていくと思います。しかし、就職活動とは本来、まだ社会経験が少ない学生が未来を見つけるプロセスに過ぎません。世の中には、まだ触れたことのない未知の領域がたくさんあり、自分の持っている情報やイメージだけに固執すると、視野を狭めてしまう可能性があります。それは非常にもったいないことです。
就職活動のチャンスは人生の中で何度も訪れるわけではありません。この貴重な機会に、最初から興味のある業種や分野に絞り込むのではなく、あまり関心を持たなかった業種にも積極的に触れてみてください。インターネット上の情報だけでは見えない部分もたくさんあります。自らの足で動き、企業を直接見て、触れて、感じることで、自分の中にある可能性を広げることができるはずです。
また、就職活動では「合格・不合格」は企業が判断するものですが、最終的に「自分がどこで働くか」を選ぶのは自分自身です。「選んだのは自分」という意識を忘れないでください。企業に選ばれるために自分を無理に偽っても意味はありませんし、自分に合った場所で力を発揮することができなくなってしまいます。たとえ選ばれなかったとしても、それは自分を否定されたわけではなく、単にその企業との相性が合わなかっただけです。何も自分を悲観することはありません。 ただ、就職活動において、ぜひ「選ぶ苦しみ」も味わってほしいと思います。悩むことは大変ですが、その悩みのプロセスの中で、自分でも気づかなかった自分に出会うことができるでしょう。自分の未来を真剣に考え、時間をかけて選び抜く経験は、これからの人生において必ず役立つはずです。
就職活動というのは「縁」や「出会い」の場であると感じています。企業との出会いは偶然のようでありながら、後になって人生の大きな転機となるものです。
就職活動は簡単なことではありませんが、大いに悩み、自分の選択に納得できる道を見つけてください。その過程を楽しみながら、皆さんが持つ無限の可能性を見つけ出していってほしいと願っています。